2017年5月5日、「日本の温泉データ」を最新の2015年度版に更新しました。
なお、現在環境省が公表(2017年5月1日現在)している「平成27年度温泉利用状況」にはいくつかの誤りが見受けられ、当研究所の独自調査で修正を加えています。当研究所発表の「日本の温泉データ」に影響がある留意点は以下の通りです。
【温泉地数について】
環境省データでは茨城県の温泉地数は107カ所となっていますが、前年度の36カ所と比べ明らかに異常値と認められました。茨城県薬務課に問い合わせたところ、温泉地数は前年度と同様の36であり、環境省サイドでの集計ミスであることが分かりました。
これにともない、温泉地総数も環境省発表の3155カ所から、3084カ所に修正しています。
【泉源数、および湧出量について】
宮城県のデータに疑問点が見出されたため、宮城県薬務課に問い合わせたところ、以下の回答が得られましたので、環境省データを修正しています。
源泉総数750 (誤) → 738 (正)
利用源泉(自墳) 635 (誤) → 207 (正)
利用源泉(動力) 216 (誤) → 213 (正)
未利用源泉(自墳) 188 (誤) → 182 (正)
未利用源泉(動力) 134 (誤) → 136 (正)
温度別(25℃以上) 142 (誤) → 138 (正)
温度別(42℃以上) 319 (誤) → 316 (正)
水蒸気ガス 148 (誤) → 138 (正)
湧出量合計 33,663 (誤) → 26,820 (正)
湧出量(自墳) 9,670 (誤) → 4,687 (正)
湧出量(動力) 23,993 (誤) → 22,132 (正)
上記に伴い、源泉総数、湧出量総計も環境省データに修正を加えています。
他にも齟齬が見られる点がありますが、当ウェブサイトで公開している「日本の温泉データ」に影響がある点は以上です。