温泉の principle を追求する純民間の調査研究・コンサルティング会社です
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酸化還元電位マイナスの誤謬
私たち日本人は、温泉について「こだわる」「こだわらない」にかかわらず、総じて「温泉好き」であるといって過言ではありません。
しかし、現代の「温泉」の姿は、その二文字だけで誰もが共通認識を得られるほど単純なものではありません。温泉の利用法が多様化する一方、浴槽における温泉水の「質」は不明になるばかりです。
本来の温泉水の姿ばかりにこだわっていては、多様化した温泉利用の現場で矛盾が生じ、成立しなくなるからです。
最近はこうした流れに抗すべく、「源泉かけ流し」という言葉が注目されています。
しかし、俗に言われる「かけ流し」であるか「循環」であるかは、温泉の提供方法の話であり、
浴槽にある温泉水の「質」を表すものではありません。
いま、問われているのは浴槽における温泉水の"正しい情報"です。
「還元系温泉」とは、当研究所が提案する温泉の品質基準です。
温泉利用の原点に立ち返り、温泉水が持つ本来の姿が浴槽においてどのように保たれているのかについて、温泉が持つ特性の一つである還元性という観点から明らかにします。
さらに還元性を裏付ける多角的な調査結果を担保として、浴槽における温泉水が、本来の温泉利用法として合理的な状態にあることを総合的に証明します。
還元系温泉認定施設は、2003年に第1号が認定されて以来、これまでに全国 130 施設 (宿泊施設 113、日帰り施設 15、その他2/2018年11月現在) が認定されました。
日本温泉総合研究所