【なぜ「温泉の情報公開」なのか?】
食品の世界では、先ごろ東京都が食品の生産情報の公開促進を目的に、任意の届出による登録業者に指定マークを付ける取り組みを始めました。また、農林水産省では店頭で販売されている魚の表示について、「天然」か「養殖」かの区別が適正に行われているかの調査を全国いっせいに開始しました。
一方、温泉の世界でも情報公開が叫ばれて久しいですが、一般利用者にとって分かりやすく、手軽な情報公開が立ち遅れているのが現状です。こうした情報公開は、本来、関係省庁や関係機関などが公的に行うことが望ましいと考えます。すでに関係省庁や関係機関では、情報公開に向けての検討が行われているようではありますが、本質的な情報公開の実現にはいましばらくの時間が必要であると見受けられます。
しかしながら、利用者ニーズの声、動向からいたしましても、温泉の情報公開は火急に取り組むべき課題であると考えます。そこで、しかるべき公的機関による体制が整うまで、当研究所におきまして必要最低限の情報を、誰もが、どこでも得られるようホームページ上で情報公開
に取り組むことにいたしました。
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