温泉と観光の principle を追及する純民間の調査研究・コンサルティング会社です

 
 

 

 
【なぜ「温泉の情報公開」なのか?】

食品の世界では、先ごろ東京都が食品の生産情報の公開促進を目的に、任意の届出による登録業者に指定マークを付ける取り組みを始めました。また、農林水産省では店頭で販売されている魚の表示について、「天然」か「養殖」かの区別が適正に行われているかの調査を全国いっせいに開始しました。

一方、温泉の世界でも情報公開が叫ばれて久しいですが、一般利用者にとって分かりやすく、手軽な情報公開が立ち遅れているのが現状です。こうした情報公開は、本来、関係省庁や関係機関などが公的に行うことが望ましいと考えます。すでに関係省庁や関係機関では、情報公開に向けての検討が行われているようではありますが、本質的な情報公開の実現にはいましばらくの時間が必要であると見受けられます。

しかしながら、利用者ニーズの声、動向からいたしましても、温泉の情報公開は火急に取り組むべき課題であると考えます。そこで、しかるべき公的機関による体制が整うまで、当研究所におきまして必要最低限の情報を、誰もが、どこでも得られるようホームページ上で情報公開 に取り組むことにいたしました。

 

  【「温泉の情報公開」のご利用にあたって】

■「温泉の情報公開」は、温泉施設の利用を計画しようとするみなさん(消費者)が、事前に「源泉」と「浴槽」の情報を客観的に得られることを目的としています。

■「源泉」と「浴槽」の情報は、登載施設から提供を受けた自己申告情報です。当研究所としては、この「源泉」と「浴槽」の情報に基づいて恣意的に施設を峻別する意図は ありません。また、この情報公開の趣旨において「掛け流し」を是、「循環」を非とするもではありません。

■本ホームページに登載されている施設を実際にご利用されてみて、「登載されている情報と明らかに異なるのではないか」など、著しく不審や疑念を抱かれた場合は、当研究所までご一報ください。

■商用、非商用に関わらず、無断で登載情報を印刷物やホームページなどへ転載することや二次利用することは固くお断りいたします。
 
   

  【当研究所の情報公開の基準やスタンスについて】

厳密な「情報公開」を行うためには、その項目は複雑多岐にわたります。また、条件もかなり厳しいものとなります。「循環」か「掛け流し」かのオーソドックスな項目にはじまり、 「加水率」や「一人当たりの湯量」など細かな点まで含めると、ざっと考えるだけでも十数項目は上げられるでしょう。

限られた施設が集まる「〜の会」や「旅館組合」といった特定組織内での基準づくりであれば、細目に至るまでの設定は可能です。しかし当研究所は、日本全国の温泉旅館、温泉施設 をいっさい峻別することなく、参加を ひろく呼びかけていますので、過度な項目や条件設定は現実的ではありません。いま必要とされているのは、神経質すぎるほどの情報公開なのではありません。利用者に対する情報公開という枠組みを温泉旅館、温泉施設の方々にご理解いただき、 実現させることが先決であると考えています。

このことから、 本ホームページでは「源泉」と「浴槽」の情報公開は最低限の項目に止めました。また、情報公開にあたったは、独自の解釈や曖昧な価値基準の設定はいっさい行わず、客観情報の提供に努めています。
 
 

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